第163回芥川賞・直木賞の発表が7月15日に発表されます。
80年の歴史ある賞に誰が輝くのでしょうか?
まだどの作品も読んでいない!これから読んでみたい!と思ったあなた。
ノミネート作品をまとめてみましたので、どれを読もうか参考にしていただければ嬉しいです。
今回は「芥川賞・直木賞2020ノミネート作品の評価・感想は?口コミも紹介」と題しまして、候補作品の評価や感想をまとめてみることにしました。
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芥川賞2020ノミネート作品の評価・感想は?口コミも紹介
石原燃「赤い砂を蹴る」
ノミネート作品
評価・感想・口コミ
『赤い砂を蹴る』石原燃(著)#読了
【こんな人におすすめ】
・大切な人の死との向き合い方に興味がある人
・日系ブラジル人の共同体に興味がある人【読むとどうなる】
・「大切な人の死を肯定できるか」を考える
・「大切な人の死について考え続けられるか」を考えるhttps://t.co/MRhMfadg5h— いっち@1000字読書感想文 (@icchan925) June 22, 2020
https://twitter.com/shinorev/status/1275963093240053760
岡本学「アウア・エイジ(Our Age」
ノミネート作品
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評価・感想・口コミ
https://twitter.com/yuichiminami/status/1272812137740595200
https://twitter.com/book_tsukatsu/status/1278288936729669632
第163回芥川賞候補作、岡本学著「アウア・エイジ(Our Age)」。ものすごく緻密に書かれていて、結末に向かって収束していく過程でぞくぞくしました。親から子、先祖から子孫への「伝達」に関する考察や、ラストで主人公が膝を打つ瞬間が好きです。「太宰治の子孫」のくだりでは笑わせてもらいました。 pic.twitter.com/LuwtjzwN0b
— 東京小説読書会 (@honnokai) June 21, 2020
高山羽根子「首里の馬」
ノミネート作品
その他の作品
評価・感想・口コミ
今月の『新潮』。高山羽根子『首里の馬』はなんと驚き在野研究小説なので興味がある人はぜひ読むといい。 pic.twitter.com/sSdI1F0hby
— 荒木優太 (@arishima_takeo) February 9, 2020
高山羽根子「首里の馬」
SFなのかなと思って目を通す。SFではない? ようだ。
— MAEJIMA Kei (@kei_ideaone) June 15, 2020
私も高山羽根子の「首里の馬」で初めて琉球競馬のこと知りました。スピードではなく、美を競うなんて素敵ですよね。藤野可織の「人を幸せにする仕事」、確かに学生の描写が上手いなぁって(笑)。なんか掴んでる、と。最後まで読んで、あぁ人を幸せにするってどういうことだろうって考えちゃいました。
— 小川公代 (@ogawa_kimiyo) February 19, 2020
遠野遥「破局」
ノミネート作品
その他の作品
評価・感想・口コミ
遠野遥「破局」読んだ。すごくおもしろかった。物語自体はありふれた大学生の色恋沙汰だけど、一人称の冷静で淡々とした語りとクレイジー脳筋マインドが齟齬を起こし続けていて、ツッコミ不在のまま暴走していく浮遊した文体は字を追うだけで楽しい。この作家の美点がよりクリアになった二作目と思う。
— 猫 (@renart0727) June 28, 2020
文藝 夏号
遠野遥「破局」
陽介、膝、麻衣子、灯、登場人物の誰もが私の人生の中で出会った誰かに似ているような、読みながら昔の記憶がよみがえってくるような…そして、ラストへとスピードを上げて進んでいく感じにひっぱられてあっという間に読んでしまった。 pic.twitter.com/NxHTRtTxGA— arabiancamel (@arabiancamel3) May 27, 2020
三木三奈「アキちゃん」
ノミネート作品
評価・感想・口コミ
https://twitter.com/book_tsukatsu/status/1276698418446864385
三木三奈『アキちゃん』読了。
面白い。小説だから出来る企みを最大限に味わえる。— karekinada (@karekinada) July 3, 2020
芥川賞候補作
「わたしはアキちゃんが嫌いだった。大嫌いだった」
18歳になった「わたし」の、小学5年の時のアキちゃんとの事の回想録
アキちゃんには、大きな秘密がある。
アキちゃんが本当のアキちゃんとして生きられているのか?
想像が膨らむ— 真琴 (@makomsk) June 28, 2020
直木賞2020ノミネート作品の評価・感想は?口コミも紹介
伊吹有喜「雲を紡ぐ」
ノミネート作品
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評価・感想・口コミ
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#雲を紡ぐ #伊吹有喜 . . 「大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、つらいだけの我慢は命が削られていくだけだ」 . いじめが原因で不登校になり、 母とも分かり合えない美緒は 家を飛び出し、 盛岡の祖父のもとを訪れる。 疎遠だった祖父は、 手仕事で作られる毛織物”ホームスパン” の職人だったーー。 美緒の自分探しと、ホームスパン。 そして家族の再生の物語。 . . なかなか自分の思いを言葉にできない美緒。 美緒と真逆の性格であり、 同性がゆえか娘にきつくなる母 ことなかれ主義ですぐに逃げ出す父 . 美緒と母がぶつかるシーンでは、 母親に嫌悪感が湧いて、 どっと疲れた。 でも読み進めていくうちに、 お互いに歩み寄りたい気持ちが 見え隠れしてきて、 そうか、美緒も、母親も父親も この家族は本当に 不器用なだけなんだと 少しほっとしました。 家族でも伝えなければ届かない。 思い合う気持ちがあるなら 切れても繋がる糸のように、 何度でも修復できるはず。 . . そしてなんといっても 美緒の祖父の偉大さよ🥺 なかなか気持ちを表せない美緒に 「せがなくていい」と言い、 受け入れて待つ姿に 深い優しさを感じました。 励まされる言葉を たくさんかけてもらえます。 . . 本好きさんのレビューで楽しみにしていた 宮沢賢治作品や ナルニア国物語の引用にも テンションが上がりました✨ 『水仙月の四日』未読なので読んでみたいです。 . . 「自分がどんな『好き』でできているのか探して、身体の中も外もそれで満たしてみろ」 . . 直木賞、どうなるかな☺️🧡
https://twitter.com/book_tsukatsu/status/1277797858532397056
今村翔吾「じんかん」
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澤田瞳子「能楽ものがたり」
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👦🏻🌸 「稚児桜 能楽ものがたり」澤田瞳子 ー「羨ましいねぇ。親父さまが迎えに来てくれるなんてさ」ー 私が1番好きな物語は、タイトルにもなっている「稚児桜」。15.6歳になるまでの少年が親に売られて夜伽のお勤めをしながらお寺で暮らしている話。主人公は1番古株の花月。彼は7歳の時に親に売られ、寺にやってきた。想像を絶する悲惨な体験も少なくはなかっただろう。心と身体を差し出し、生きるためだけにその術を身につけてきた。彼は弱いやつが嫌い。同い年で新人の百合若は自分の境遇を受け入れられず、寺に篭っている。その様子に花月は業を煮やしていた。 ある日、花月の父が息子を迎えに来た。羨ましそうにする百合若、昔息子を売ったことに罪悪感を抱えている父親、3人が居合わせた時、花月は驚く行動にでた… 花月の生きる力、心の強さに心が揺さぶられた。お金がないから子を売ってまで食い扶持を得ていた親たちがいたことも事実で、時代の違いもあるけど、売られた子どもにだって心はある。一瞬の幸せと一生の後悔を天秤にかけるなんて阿保のすることだな、と肝に銘じた。 直木賞候補作3冊目。能の名曲からインスパイアされた8編の物語。有名なものだと、光源氏が登場する「葵上」も収録されている。時代小説が大好きなので、個人的に受賞して欲しいなぁと思った作品🌸 #読書#読書記録#本のある暮らし#稚児桜#能楽ものがたり#澤田瞳子#直木賞候補作
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. *読書記録9冊目 📗能楽ものがたり 稚児桜 (6pt) 澤田瞳子 ◇ あらすじ 月刊『なごみ』の連載(2017年7月〜2019年6月)「能楽ものがたり」をもとに加筆。 能の曲目のストーリーを下敷きにした8編の時代小説集。 「やま巡り─山姥」 「小狐の剣─小鍛冶」 「稚児桜─花月」 「鮎─国栖」 「猟師とその妻─善知鳥」 「大臣の娘─雲雀山」 「秋の扇─班女」 「照日の鏡─葵上」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 図書館本。 澤田瞳子さんの作品10冊目。 ◇ 私の語彙力が不足しているせいで感想が難しい作品。 実際の能を踏まえての短編とのことなので、能に精通している方ならばより楽しめるのかもしれません。 どの作品もページ数の短さもあってさらりと読めます。 やや素っ気ないようにも感じられますが、この短さがそれぞれの魅力を増す要因のように思えます。 人の悪意や欲、思いやりなど、様々な“心”の機微を楽しむ余韻が短編であるがゆえに読者に与えられているような… どれだけ駄文を綴っても仕方がないので、気になる方はぜひご一読ください。 ◇ 第162回芥川・直木賞受賞作が発表されました。 読書記録を付け始めてから、第16回本屋大賞、第161回直木賞を予想するも当たらず。 的中するか否かはおまけで、普段読まない作家さんの著作を手にする機会として今後も予想していきたいです。 #本 #読書 #読書記録 #読書倶楽部 #小説 #本好き #本が好き #読書好き #小説好き #本好きな人と繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい #本の虫 #活字中毒 #本棚 #図書館本 #図書館の本 #図書館で借りた本 #能楽ものがたり #稚児桜 #澤田瞳子 #👓6pt
遠田潤子「銀花の蔵」
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馳星周「少年と犬」
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芥川賞・直木賞2020ノミネート作品まとめ
どれも評価や口コミがいいものばかりで悩んじゃいますね。
今回の芥川賞・直木賞は誰が受賞するんでしょうか?
今回は「評価・感想は?口コミも紹介芥川賞・直木賞2020ノミネート作品の評価・感想は?口コミも紹介」と題しまして、ノミネート候補作品を紹介いたしました。
あたたのお気に入りの作品に出あえるといいですね♪