第163回芥川賞・直木賞の候補作品が発表されました。
中でも話題になっているのが太宰治さんの孫である「石原燃(いしはらねん)」さん。
おじいちゃんがあの有名な太宰治さんとは流石の血筋ですよね!
ちなみにお母さんも島津佑子さんと言う作家さんで、まさに「作家家計」のお家柄なのです。
もちろんその分、世間の期待も大きいことだと思います。
そんな石原燃さんは今回が作家デビュー。普段は劇作家をお仕事にしているそうです。
一体どんな本なのか気になりますよね?
そこで今回は「【赤い砂を蹴る】あらすじは?ネット上では芥川賞狙えると高評価」と題しまして、石原燃さんの作家デビュー作の赤い砂を蹴るのあらすじやネットの高評価について調べてみました。
最後までご覧ください。
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【赤い砂を蹴る】あらすじは?
「赤い砂を蹴る」のテーマは
・家族の愛のかたち
物語は、ブラジルのサンパウロに向かうバスの中から始まります。
主人公は母子家庭で育ったが母が亡くなってしまった千夏。そして母・恭子の友人で夫を亡くした芽衣子。
そんな二人が芽衣子の故郷であるブラジルになぜ向かうのでしょうか?
千夏の母・恭子は画家をしていました。しかし肺がんで亡くなってしまいます。
恭子は生前にアトリエで骨折したときに、芽衣子がお手伝いとして来てくれていました。千夏と芽衣子はいつしか仲良くなり、芽衣子の故郷に行くのが夢になっていました。
そんな二人がブラジルの地で
・愛とは何か?
・家族とは何か?
について向き合う物語。
様々な家族のカタチがあります。正解なんてないのかもしれません。
千夏も芽衣子、それぞれの思いがあるブラジルの旅。
・赤い土を蹴った千夏にはどのような心の変化があらわれたのでしょうか?
【赤い砂を蹴る】の発売日は?

石原燃さんの「赤い砂を蹴る」の発売日は7月13日です。
発売はもう少し先ですね。
楽天で予約販売をしているので、気になる方はチェックしましょう!
ちなみに芥川賞の発表が7月15日に行われるため、もしも石原燃さんが芥川賞を受賞した場合は「赤い砂を蹴る」が爆発的に人気となり、重版されると考えられます。
うまいタイミングの発売日ですねー。
石原燃さんの「赤い砂を蹴る」は文芸春秋社の「文學界6月号」に掲載されています。
芥川賞ノミネート候補作品が発表になってから、手に入りづらいので図書館なんかにもあるようです。
さて、芥川賞直木賞の候補作が発表になりましたね。毎度のことではありますが芥川賞候補の作品はまだ本として発売されていないものばかりなので、図書館で予約することはできません。ただ、作品が掲載されている雑誌は借りることができるので、読んでみたい場合は各図書館の司書に尋ねてみてください。
— 映画大好きポンポさん大好きエトナさん (@etna0624) June 16, 2020
今村夏子さんが『むらさきのスカートの女』で穫った一年前を勘案すれば、今回は高山羽根子『首里の馬』なのでしょう。
ただ、二回目の松浦寿輝、そして今回が初となる平野啓一郎の意向がどう働くか。そう考えると、石原燃『赤い砂を蹴る』にも、同時受賞のチャンスがあるのではないか。そう考えます。
— 瑪瑙 (@menou_main) June 16, 2020
【赤い砂を蹴る】作者・石原燃さんプロフィール

石原燃は作家名です。
本名は「津島香以(つしまかい」さんと言います。
1972年の東京都文京区生まれの48歳。
武蔵野美術大学を卒業なさっています。
2009年より劇作家で活躍中です。
太宰治さんのお孫さんと言うインパクトがありすぎる家計です↓
https://twitter.com/PulPul_Pee/status/1272712913405399041
作家だけではなく、政治家や地質学者など素晴らしすぎるお家柄。
【赤い砂を蹴る】ネット上では芥川賞狙えると口コミが高評価!
早くもネット上で「赤い砂を蹴る」が高評価だったので、まとめてみました!
石原 燃「赤い砂を蹴る」は面白い!私は好きだな。また文學界の感想で書くよ。#芥川賞候補作
— 夏しい子 (@natusiiko) June 16, 2020
文學界6月号
石原燃『赤い砂を蹴る』素晴らしく読み応えのある小説。
子育てに纏わる諸課題。女性が否応無しに直面させられるロールモデル。様々な困難に直面してきた母親、そしてその友人。悠久なるブラジルの大地と対比しながら描かれる、この物語。最後に描かれる、母と娘の魂の邂逅が愛おしい。— 瑪瑙 (@menou_main) May 20, 2020
石原燃「赤い砂を蹴る」『文學界』 6月号一気読了。読み始めたら止まらなかった。この小説の母はもちろん特別なのだけれど、ひとりの娘である自分と重ねて読んだ。だからこそブラジルの大地が人生を肯定してくれるようで救われた。母にならない娘の小説。よかった! https://t.co/6CARzcTNJP
— 木村朗子 (@kimurasaeko) May 13, 2020
第163回芥川賞候補に太宰治の孫・劇作家の石原燃(48)さん
太宰治の娘・津島佑子氏(2016年死去)の娘、という
しかし、祖父・太宰治は芥川賞を懇願しつつ(2回候補)受賞できず、母・津島佑子氏も3回候補になるも受賞はならず
こうなると孫としては意地でも受賞するわけにはいかない流れのような気も…
— 大沢愛 (@ai_oosawa) June 16, 2020
石原燃さんの「赤い砂を蹴る」は、文字を追うことで人の生というものの像を結ぶ愉しみにどっぷり浸れる、すばらしく読み応えのある作品だった。戦前から続くブラジルの日系人農場をめぐる分厚い時間の帯に、社会の理解からはじき出された状態で娘の自分を育てていた母の死の記憶が並走していく。→
— 倉本さおり (@kuramotosaori) June 12, 2020
第163回芥川賞ノミネート予想④石原燃著「赤い砂を蹴る」。ハムレット並みに人が死ぬのが気になりました(ハムレットと違い、ほとんどの死は回想として語られるのですが)。「助けられたのでは」との後悔が、「身近な人を亡くしたあと人生を否定したくない」との思いに変わるさまが鮮やかでした。 pic.twitter.com/qXsi6NbXSk
— 東京小説読書会 (@honnokai) June 14, 2020
【赤い砂を蹴る】あらすじは?まとめ
今回は、「【赤い砂を蹴る】あらすじは?ネット上では芥川賞狙えると高評価」と題しまして石原燃さんの赤い砂を蹴るについて紹介いたしました。
芥川賞ノミネート以前から注目している方もいましたねー。
赤い砂を蹴るの発売は7月13日から。
芥川賞は7月15日の発表なので、ぜひ注目していきたいと思います。
石原燃さんの今後の活動にますます目が離せませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
