6月26日から全国の372館の映画館で「一生に一度は、映画館でジブリを。」のテーマで4作品が上映されることが決定いたしました!
ジブリファンにはたまらないニュースです。
「一生に一度は、映画館でジブリを。」
6月26日(金)より、全国372館の劇場で『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』を上映します。詳細は、東宝シアターリストをご確認ください。https://t.co/wr038EAcim pic.twitter.com/vhUcOqAFN8— 三鷹の森ジブリ美術館 (@GhibliML) June 18, 2020
親の世代から子供の世代へ語り継がれるジブリ作品。
地上波では放送されることが多いですが、映画館の大迫力で楽しめる機会がくるなんて。
「トトロやラピュタも見たかったなー」と思ったのは私だけじゃないはず。
そこで今回は「なぜジブリ4作品にゲド戦記が選ばれたの?理由は宮崎駿の原点に?!」と題しまして、ジブリ4作品の中になぜゲド戦記が選ばれたのかについて調査していきたいと思います。
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なぜジブリ4作品にゲド戦記が選ばれたの?疑問の声が!
ジブリ4作品の中になぜゲド戦記?
やっぱり世の中の人もゲド戦記が選ばれた理由に疑問がある様子。
ナウシカ!
もののけ姫!
千と千尋!
ゲド戦記←なぜ入れた— Takeshi Kuriyama (@TakeshiKuriyama) June 18, 2020
だがナウシカ、もののけ、千と千尋と来てなぜゲド戦記なんだ…たぶんみんな言ってるだろうけど…
— ぎんたろう (@puijiro) June 18, 2020
なぜにゲド戦記?(笑)
横綱3人と前頭1人って感じ← https://t.co/WlH3TGNeIx— 白い巨人 (@khr6173) June 18, 2020
ジブリの旧作を映画館で流すやつ。ゲド戦記と他3作の興収の差がエグい事になるって、きっと関係者も全員分かっているだろうに、それでも出血覚悟でやるべきだと判断したその背景を色々想像してエモい気持ちになっている。
— _ (@muuteit) June 18, 2020
やはり興行収入だけ見ると、ゲド戦記は他3作品より少ないので「なぜ?」と思われるようです。
入っててほしいジブリ作品は?世間の声を!
ではゲド戦記ではなく、どんな作品だったら納得がいてたのでしょうか?
https://twitter.com/han87hana/status/1273458875971194880
えっ…。
なんだか近所の映画館で昔のジブリが
公開されるようだ。
なぜ…。
トトロや
ラピュタがない。
カリオストロの城も。 pic.twitter.com/mb1EVFmVxF— 冴島大河 (@taiga_saejima5) June 21, 2020
https://twitter.com/momtaro_/status/1273588859775807488
中でも多かった意見は、
・天空の城ラピュタ
・となりのトトロ
この2作品を上映してほしいの声が多かったです。
さらにハウルの動く城や魔女の宅急便、カリオストロの城も公開して欲しい意見があり、これだけ多くの名作を世に出してきたジブリも、4作品に絞るのは難しかったんではないでしょうか?
なぜジブリ4作品にゲド戦記が選ばれたの?理由は宮崎駿の原点?!
いったい何故ゲド戦記が「映画館でジブリ4作品」の中に選ばれたのでしょうか?
ゲド戦記の制作から紐解いていきましょう!
ゲド戦記は宮崎アニメの原点!
世界三大ファンタジーと言えば「指輪物語」、「ナルニア国物語」、「ゲド戦記」。
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その中でもゲド戦記が大好きでたまらなかった宮崎駿さん。
実は宮崎駿さんと鈴木敏夫プロデューサーは1981年~1982年に最初に映画を作ろうとしたのは「ゲド戦記」だったのです。
『ゲド戦記』の映画化。それは鈴木敏夫プロデューサーにとって、ある意味、夢の具現といえるかもしれない。彼と宮崎駿は、最初のコンビ作である『風の谷のナウシカ』以前に、その映画化を模索したことがあるからだ。
最初のときにやりたかったのは、原作の第1巻から順番に映画化することでした。でも、原作を読み直したら第3巻が面白いと思ったんです。なぜかといったら、その内容に時代が近づいてきたからなんです。当時、そういったことを高畑(勲)さんと話した記憶がありますね。
引用:http://www.ghibli.jp/storage/000457/
しかし、ゲド戦記の日本語版原作の版元である岩波書店に映画化権の許諾を打診したところ
「原作者からOKがでない」の理由で断られたそうです。(無念)
それで、仕方なく代わりに作ったのが「風の谷のナウシカ」でした。
宮崎駿監督も鈴木敏夫プロデューサーももともとはゲド戦記を映画化したかったんです。
それにしても、仕方なく作ったのがナウシカとは(笑)
なぜゲド戦記が映画化に?
結論から言いますと、原作者から宮崎駿さんに逆オファーがあったんです!
最初の映画化を断られてから20年の時がたち、スタジオジブリは沢山の作品をうみだします。
今度はゲド戦記を日本語訳した清水真砂子さんからジブリに連絡がありました。
何でも原作者のアーシュラ・K・ル=グウィンさんが宮崎駿監督の映画を見て
「もし映像化するとしたら、この人をおいて他にいないだろう」
と熱烈アプローチをしてきました。
宮崎駿監督は、
「これが20年前なら、すぐにでも飛びついたのに」
と語っています。
その時はハウルの動く城を作成している最中でもあったことと、ゲド戦記を単純に映画化すればいいものではないと思っていそうです。
さらにゲド戦記映画化するにあたって、息子の宮崎吾郎を監督にするかしないか問題でケンカしたり家族会議をしたりとすったもんだがありました。
会議に会議を重ねた結果、鈴木敏夫プロデューサーと宮崎駿さんは原作者が住むアメリカに行くことになりました。
なぜジブリ4作品にゲド戦記が選ばれたの?原作者との会話に答えが?!
今回の、映画館でジブリ4作品の中に「なぜゲド戦記が入っているのか?問題」は、宮崎駿さんがゲド戦記の原作者とアメリカ訪問した際の会話から答えが見えてきました。
それは、ゲド戦記原作者のル=グウィンさんと宮崎さんが対面した際にこのように語っています。
「自分はこの原作を枕元から片時も離したことはない。自分が困ったときや悩んだとき、何度ひもといて読み直したか分からない。それぐらい読み込んで、あるときには助けられ、あるときには救われた。だから、この本に関して、自分はすべてを知り尽くしている。この作品を映像化するとしたら、世界中で自分をおいて他にはいない。」
「あなたは僕の映画を観てくれたそうですが、『風の谷のナウシカ』に始まって『ハウルの動く城』に至るまで、僕はいろんな作品を作ってきたけれども、すべて『ゲド戦記』の影響を受けています。」
引用:http://www.ghibli.jp/storage/000457/
「風の谷のナウシカに始まってハウルの動く城に至るまで僕はいろんな作品を作ってきたけれども、すべてゲド戦記の影響を受けてきています」
つまり、宮崎駿作品の原点(ジブリの原点)と語っているのです。
なので、今回の映画館でジブリ4作品の中にゲド戦記が入っているのは、ジブリの原点映画だったからなんですね!
ちなみに、原作者は宮崎駿さんの息子の宮崎吾郎さんを監督で映画を作ることを了承したそうです。
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なぜジブリ4作品にゲド戦記が選ばれたの?まとめ
今回は「なぜジブリ4作品にゲド戦記が選ばれたの?理由は宮崎駿の原点に?!」と題しまして、ジブリ4作品の中になぜゲド戦記が入っているのかを調査いたしました。
・宮崎駿さんの原点と言える物語だった
宮崎吾郎さんが監督だったのことと、興行収入の面で今までの作品より話題性がなかったので疑問を持つ声が多いですが、宮崎駿さんのゲド戦記に対する愛を感じると、納得します。
ぜひ映画館でジブリや宮崎駿さんの世界観を感じましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。